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自分のリズムを優先させてもいいんじゃない?

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8月に入ってからなぜか全くやる気が出ないヤスと、7月の終わりから妙にやる気のあるマドが、「人間だって自然の一部だから、そりゃあ、リズムがあるよね〜」と話した内容です。

「マドとの会話」カテゴリーでは、人との繋がりが濃そうな"離島生活"に憧れながらも移住まで踏み出せずにいるマドと、さっさと移住して元気にやっているヤスとの会話を記録しています。

ヤスと一緒にサイトを運営しているマドは、アラフォー独身。その上、人付き合いを避けたいあまりに30歳で脱サラしているので、都会で生きていくにはちょっとlonelyなポジションといえるかもしれません。
今回取り上げている『自分のリズム』というテーマは、仕事や家族や友人との距離感について、自分なりの心地良さを見つけるヒントになるのではないでしょうか。マドも、アラフォー×都会で自営業(自由業)×独身ですから、現状lonelyなやつともいえますが、自分のリズムをきちんと感じとり、変化したいと感じた時がきたら変化させられたらいいなと思っています。

 

やる気が出ないなら、無理してやるほどのことでもないんじゃない?

焦ってやらなくてもいいんじゃない?のイメージ

ヤス:
8月に入ってから、どうしようもなくエネルギー不足なんだよね。
やろうやろう、やらなくちゃやらなくちゃ、って自分を奮い立たせようとしても、全然力が入らないの。


マド:
そういう時期あるよ。あるある。そういう時に何かを無理やりやっても、あんまりいいことないよ。


ヤス:
そう言ってくれると安心するけど〜…。でも、後で巻き返せることならちょっと様子見ることもできるけど、「今」やらなきゃいけないことってあるじゃん。それですらやれないってほんとどうしようって思う。


マド:
本当に「今」どうしてもやらなきゃいけないことってそんなにない気がするな。それこそ、生死に関わることとかぐらいじゃない?親とか家族とかの命が危ない、ってなったら、やる気が出ないとかそんなこと言う余裕なく無我夢中で動くでしょ。
まぁそこまで極端でなくても、やる気が出ないってことは、実は「今」やらなくてもいいことなんだと思うよ。


ヤス:
そう言われてみればそうかもね。自分で勝手に決めた締め切りとかだったりするかも。


マド:
自分で決めた締め切りだったらいいじゃーん。そんなの全然問題ないよ。
私なんて、会社員時代、会社で出さなきゃいけないものとかも『気が向かないから』って後回しにして締め切り過ぎてたよ。


ヤス:
え、、、?
それはさぁ、、、僕がいうのもなんだけど、マドちんダメ社員じゃん。ダメ社員とは言わないか。使いにくい社員だね。


マド:
そうそう(笑)。それでよく、本当に、人権侵害くらいの言葉で怒られてたよ。


ヤス:
そこまでくると、逆に不思議だよね。なんでそんなにまでしてやらなかったの?


マド:
やっぱ、優先順位が低かったんだろうなぁー。自分の中でね。
私の仕事って、クリエイターさんと企業さんをお互いがハッピーになるように繋ぐことだと思ってたから、そのためにやらなきゃいけない書類作成とか人との会話とか段取りとかをしてたら、社内の調整のための書類に時間と心を割けなかったんだろうなぁ。


ヤス:
なんかかっこいいけど、でもやっぱり会社員としてはダメだよね。


マド:
そうね(笑)。会社も私も不幸だよね。優先順位勝手に変えるなら、それを納得させられるたい話術が求められるんだろうなー、会社員には。私にはな〜い。

 

 

自分のリズムや変化には、逆らわない方がいいよね。

自分のリズムに逆らわないイメージ

ヤス:
さっきマドちんが言ってたのは、優先してやるべきだと思ってることが他にあるからやる気にならなかったって話でしょ?
でも僕、8月に入ってから、なんに対しても力が入らないんだよねぇ…。自分でもこの現象はちょっと理解できないくらい。


マド:
人間だって自然の一部なんだから、そりゃあ、リズムがあるでしょ。
例えば、日本の広葉樹に「6月に紅葉になってください」ってお願いしても無理じゃん。やっぱり、紅葉になって、葉っぱが落ちてぐっと蓄えて、若葉が芽吹くっていうリズムというかサイクルがあるわけで。人間にだってそういうの当然あると思うよ。


ヤス:
それはそうだね。若葉の話はイメージしやすかった。確かに今まででも、何かが新しくはじまる前っていろんなことのペースが落ちる時期が来てたかも。変にジタバタしないで流れに身を任せた方が得策だね。
なんかそういう風に考えると安心してきた。


マド:
私も、何か新しいことする前とか、状況に変化が起きる前とかって、ペース落ちるなー。
どうしようもなく眠たかったり誰とも喋りたくない(喋れない)状態になったりして防衛反応から引きこもり続けた後に、頭がすっきりして新しいこと思いついて動き回ったり、ひょんな出会いから状況が一変したりするかも。


ヤス:
ねー。そうだよねー。
ただ僕は、誰とも喋りたくないとか、引きこもりたいとか、そういう状態になることはほとんどないけどね(笑)。


マド:
それはそうだね(笑)。ヤスくんはいつだって人と喋るの楽しめるからすごいよ。むしろ人と会うことに心地よさを感じてエネルギー醸成させてるところもあるね。


ヤス:
それぞれの人にリズムがあってそれに逆らわない方がいいのと同じようにさ、それぞれの人が感じる心地よさにも逆らわない方がいい気がする。


マド:
心地よさに逆らわないって何?


ヤス:
ほら、僕だったら人と喋ることとか人に会うことが心地いいし、マドちんだったら引きこもることが心地いいっていう。そういう自分の性分に逆らわず、心地いいことをやっていった方がいいんじゃないかってこと。


マド:
たしかにー。自分の性分に合わないことって、うまくできないし、やってて辛いし、本当、楽しいことないよ。
ただ、性分というか心地よく感じることというか、そういうのって、年齢によって変わる気もする。
私なんて今では引きこもりたいって欲求が強いけど、昔は営業してたし、インタビュアーもしてたし。


ヤス:
そう言われてみれば本当そうだよねー。営業の頃のことはよく知らないけど、インタビューの仕事多かった時はいろんな地域飛び回ってたよねー。


マド:
今では考えられない。とてもじゃないけど能力外。無理だわ(笑)。


ヤス:
人生の中のその時その時で、心地よさを感じる対象とか、性分とかも、変わるってことかー。


マド:
それも、リズムなのかもね。人生全体を大きく捉えたときに、そういうリズムがあるのかも。


ヤス:
逆らわない、が得策だね。

 

 

自分のリズムを見失いそうになった時は、1人で自分と向き合う時。かも。

1人で自分のリズムを取り戻すイメージ

ヤス:
自分のリズムに逆らおうとすると辛いよね。


マド:
そりゃあ辛いよ。


ヤス:
いや、でもさ。都会で生きてると自分のリズム優先させるなんて難しくない?


マド:
そうね。会社員の頃は、組織が健全に機能するために自分のリズムより優先させなくちゃいけないことたくさんあったな。私にはできなかったんだけど…。
だけど、会社辞めた今となっては、結構自分のリズム優先でやってるよ。


ヤス:
そっかそっか。それならよかったよ。マドちんは自分で自分の心地いい状況つくり出せるから安心感ある。


マド:
やー…、でも、そうでもないかも。仕事の面では心地よさ優先できるようになってきたかもしれないけど、生活は微妙かも。
彼に合わせて寝て起きてご飯作って洗濯して掃除してその中で自分の仕事して、ってやってると、心地よさとか皆無な気がして喚き散らすことあるよ。


ヤス:
そういう時にやけ酒してるのかぁ。


マド:
そうねー。自分のリズム崩れてきたら、余裕なくなって、何にも楽しいと感じることも無くなって、いろんな恐怖とか不安とかも湧いてきて、クッチャクチャのガッチャガチャな気持ちになるの。


ヤス:
感情が麻痺しちゃってる感じかなぁ。
きっとマドちんは、他の人以上に、自分のリズムを保つことが重要なんだ。自分のリズムが崩れることへの拒否反応が強いんだろうね。
楽しいと感じることがなくなって、しかも、不安とか恐怖とかが大きくなったら、生きてるの辛くならない?


マド:
なる。すごくなる。なんのために生きてるんだろうとしか考えられない状態になることもある。

でもね、そういう時は、彼がうちにくるのを禁止すればいいって最近わかってきたのよ。しばらく1人でゆっくり自分と向き合ったら、感覚とか考え方とかが正常に戻ってくるの。


ヤス:
1人の時間って大切〜。そうだよね、自分のリズムとか、自分が今どう感じているかとか、自分がどうしたいと思ってるのかとかって、1人でじっくり自分と向き合わないと見えてこない時あるよね。


マド:
あるある。


ヤス:
1人の時間を大切にして、自分のリズムをきちんとキャッチしてあげて、そのリズムに逆らわず、大きなサイクルの中にいるっていう安心感で暮らしていったらいいね。


マド:
ダイナミックにまとめたね。でも本当そうだね。そうしよ。

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